2019-01-01から1年間の記事一覧

今日は特別

夜遅くにアイデアを思いついて,NetLogoのプログラムとRNetLogoのスクリプトを書いた.400個の世界を自動で作成しようと考えて,大晦日の早朝に大学を訪れたら,Xさんの部屋の明かりがついていた.彼は研究棟で一番早く出勤することで知られている.いつも遠…

青空

仕事納めまでに終わらなかった仕事をコツコツと. 冬なのに,今日はいい天気である*1. *1:よいお年を.

生命融合科学教育部(博士課程)FD

12月10日(火)に生命融合科学教育部(博士課程)で行ったFD(faculty development)の結果をまとめた原稿を書いていた. 少子化のために学生数は減少するので,その対応が大学に求められている.学士課程の先にある大学院も数年遅れでその影響を受けるのは不…

その研究は何の役に立つのですか?

その研究は何の役に立つのですか?と尋ねられて,説明することが多い*1.尋ねる人は研究の道具的な価値を求めていて,道具を利用して何かをコントロールすることができると思っている.実用的な研究の場合には,その目的と手段を丁寧に簡潔に説明すれば事足…

攻撃と防御の相互作用,二番の強打者と先発投手オープナー

New York Yankersの強打者デレク・ジータは二番を打つことがあったが,これは打線のつなぎを重視する二番打者の伝統的な役割とは異なる事だった*1.同様の起用はアーロン・ジャッジ*2やマイク・トラウト*3にもみられ,二番に強打者を置くことは,新しい戦術*…

遠くを観るコスト

休日の朝に,翌日の審査のために博士論文を読んでいたら,何となくつけていたTVから「近隣で競争しているではなく,世界で競争している」と話したのが聞こえ,画面を見た.(農場ワイナリーの経営者の話だった*1 *2 *3.) 身の回りの不満や困難と小さな満足…

速度が60倍(カピバラ銭湯ほぼ2年)

2時間かけて作ったスクリプトは、ひとつのファイルの処理に3時間かかり、途方にくれて、帰宅。 翌朝、1から書き直して、流し込んだファイルは、3分で姿を変えた。恐るべし、60倍の計算速度*1。 カピバラ銭湯ほぼ2年。これまで24732アクセス。最近の傾向は↓ 2…

GolgiとCajal

CBTとOSCEを終えて,臨床実習を始める直前の4年次生に,神経系の研究と診療をしている教員が集まって,一科目作っている*1 *2.授業を行った後のアンサーシートに「どうも自分は神経系がむいていないようです」とK君が書いていた.実は自分も学生の時に同じ…

もり蕎麦,モンベル,ゴム長靴

松本からの帰り道に*1,道の駅にある農産物直売所によってリンゴやらブドウやら農産物を買った後,なんてことのない普通の食堂で食べた,もり蕎麦のうまさに,ファインプレーを当たり前の様に見せるさりげなさ,レベルの高さと広い裾野,本場とはこういうこ…

渋を抜く

武道館のそばに柿の木があって,この季節にはきれいな実をつける.けれどもそいつは渋柿だ*1 *2.晴れた朝に取ってきた渋柿を,K君とNさんが今年は焼酎で渋を抜いた*3が,これが見事に功を奏し,お昼ご飯の後のデザートになった. *1: kapibarasenn10.hatena…

サイクルが回る

データを*1段階的に計算して,変数を減らして,抽象化して,結果を見るとき,自分がどこにいるのかを再確認しないと途を見失う.目の前に描かれる結果に向き合っても,解釈を導く困難に絡め取られて,エネルギーを費やす.何もアイデアが生まれない状況に閉…

Moodleを利用したオンライン授業外学修コース(解剖学)

松本*1で,私達の大学の解剖学のオンライン授業外学修コースについて公表した.同様のことは,まだ誰も行っていないので,私達の試みを外部に表現するべきだろうとずっと考えていた.それをまず近所で実行*2. 課題は"授業外学修で”双方向性をさらに加えるこ…

関節クラック音はどの様にして鳴るか

Fig 220 in Anatomy of Human Body 1918 (Henry Grey). Bones of the left hand. Dorsal surface. Henry Vandyke Carter 「ヒトの構造の基礎」という講義で滑膜性関節の構造を説明したときに,最前列に座っていたA君が挙手をして,「関節の音ってどうやって…

K君の論文

大学院生のK君の論文作成が大詰めをむかえている.部屋の壁にプロジェクターで原稿を映して,添削しはじめたのは,今年の1月18日(金)だった.彼が原稿につけた通し番号は48になった. 「まだ48かぁ」と言ったら,「もう48なんですよ」と彼に言われた. 口数…

すぐ隣のノーベル賞

渡り廊下をはさんで隣りの建物で仕事をしていた人がノーベル医学生理学賞を受賞する様子を間近にしたことがある. その人は,いつも爪楊枝をくわえて,エネルギッシュに廊下を歩き,大きな声で話す人だった*1 *2.研究所のポスドクや大学院生はブルドーザー…

ケータイ大喜利におけるカピバラ銭湯の取り組み

ケータイ大喜利がBSで再開していた*1.時と共に投稿形式はtwitter経由に変わった. キーボード搭載のwilcomのW-ZERO3(WS004SH)*2を手に週末の深夜に画面の前に座った,程なくして,使用機種がケータイ*3に限定され,慣れない戦いを強いられた.タブレット…

「考えること」と「実験すること」

院生の時に実験手技を教えてくれた人(A)は,考える前に手を動かす人だった.その結果,コントロール実験が不足していることを見逃して,クオリティの低い事になるか,幸運なときにはまわりの誰かが気付き,最初からやり直したり,後からばたばたと追加し…

里山で考えた

シミュレーション期間が延びるにつれて,ファイル作製と計算の時間が長くなり,ざっと見積もった結果,一週間かかることに気がつき,気が遠くなっていた.スクリプトを単純にしてファイルを作る時間を短くする方法を考えているうちに,昨日の夜は寝てしまっ…

nlrxを使ってRからNetLogoを操作

RNetLogoを使って,RからNetLogoを操作することができる*1.けれども,この方法ではNLCommand("set parameter i")のように引用符の中に変数を入れることはできない.世界を順次作成して,進化に及ぼす変数の効果を検討するためには,変数の異なる世界を造る…

負の頻度依存性選択,文明の生態史観と梅棹忠夫

先日*1から,梅棹忠夫*2の「文明の生態史観(1967)」*3のことを考えている.梅棹は社会や文明の変化や発展の背後には法則性があると考え,文明が発達した中心があり,その辺境から次の文明が生まれてくることを生態学的に論じた. 辺境で生まれたあたらしい国…

狭い都会の外国製乗用車とハンディキャップ仮説

生物の形質の中には一見すると機能的でないものがある.たとえば雄のクジャクの飾り羽は大きく美しいが,飛ぶためには役に立たない.雌を惹き付けて,交配のチャンスを増やし,自らの遺伝子頻度を増加させて適応度を上げると説明できるのだが,それだけであ…

RNetLogoを使って世界の創造を自動化(2)

RからRNetLogoを経由して, NetLogoのコマンドを操作することができる*1 *2.例えば NLCommand("set parameter 定数") #と書けば,世界のパラメーターを変えることができる*3. NLCommand("setup") NLCommand("go") と続ければ,新しいパラメーターでシミュ…

RNetLogoを使って世界の創造を自動化

これまでに創った世界を最初から再計算し,それぞれの世界での3つの指標を求めるために,パラレルにRを走らせた.以前よりもスクリプトが単純になったので,一世界当たりに要する時間は短くなったし,一連の計算を段階毎に分けることもないので,労力は減っ…

まだ共有されていない問題の萌芽

朱鷺メッセ*1で開かれていた神経科学学会に行ってきた.タスクを考案して,オプトジェネティクスを適用し,回路機能を明らかにする様子は,homologous recombinationを使ってknock-out miceを次々と解析していった90年代の発生生物学会に少し似ていると感じ…

245世界の再計算

いままでに創った245世界を再計算して,再解析している. データ処理計算で1ファイルあたり,長い場合には1段階30分ほどかかっていたので,数十ファイルについて,6段階の計算を順次行っていても,省力している実感はあった.けれども,この6段階をつなげる…

「痛いの痛いの飛んでけー」の理論

脊髄の灰白質は10層の構造に分けられる(Rexedの分類). 温痛覚を伝える細い線維(Aδ線維とC線維)は後角の浅層(II〜III層)に終始し,第二の神経細胞にシナプスを作り情報を伝達する(脊髄視床路).微細な触圧覚を伝える太い線維(Aα線維とAβ線維)は後…

Flight or Freeze

私達の大学の医療系のキャンパスには豊かな自然がある.たとえば, 1)デスクに向かっているとき,疲れて伸びをして窓の外に目を向けると,野ウサギが跳ねている. 2)午後1時半から管理棟で開かれる会議に行こうと,講義実習棟と看護学科研究棟の間の通路…

平滑化と微分;そして,数理生物学入門(巌佐庸著)

平滑化と微分を二台のコンピューターに命じ,その間に入門書を読む.コンピューターは二晩かけて計算を終えた;私にはもっと長い時間が必要だった.

機能的に両立しない問題の解決

SherryとSchacterは,進化の過程で機能的に両立しない(functionally incompatible)問題が解決される際には,独立した別個の策が選択されることを理論的に示し,情報の差異(variance)をコードする陳述記憶を担う神経機構と,情報の普遍性(invariance)を…

世界を追加する

二週間かかって140の世界を解析したが*1,不十分だったので,設定を単純にした世界を創った*2.23個の世界を追加するのに一日かかった*3. *1:R言語 - Wikipedia *2:NetLogo - Wikipedia *3:パラメーターを変えた世界をもっと追加する必要がある