夜遅くにアイデアを思いついて,NetLogoのプログラムとRNetLogoのスクリプトを書いた.400個の世界を自動で作成しようと考えて,大晦日の早朝に大学を訪れたら,Xさんの部屋の明かりがついていた.彼は研究棟で一番早く出勤することで知られている.いつも遠くに駐車し,エレベーターを使わずに階段を使って研究室まで上がる.
けれども今朝は普段と違った.研究棟のすぐそばの駐車スペースにXさんの車が止まっており,上りのエレベーターは彼のフロアで止まっている.
「大晦日の朝早くから,大学に来て仕事するのだから,今日は近くの駐車場に止めてもいいよな」とか,「今日は階段じゃなくて上りのエレベーターにのろうかな」とか考えた*1Xさんを,エレベーターが一階に戻るまでの間に想像して,忙しい街とは離れた丘の上にあり,ヘビやサルやフクロウやウサギやクマさえ出る私達の職場*2にも,年の瀬がおとづれており,明日は新年なのだなと感じた.
1時間ほど作業して,RNetLogoを走らせて,自動作成が始まったのを確認して帰ろうとした時,エレベーターは一階に止まっており,彼の車は既に無かった.今日は特別.