サイクルが回る

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データを*1段階的に計算して,変数を減らして,抽象化して,結果を見るとき,自分がどこにいるのかを再確認しないと途を見失う.目の前に描かれる結果に向き合っても,解釈を導く困難に絡め取られて,エネルギーを費やす.何もアイデアが生まれない状況に閉塞するけど,逃げ場所はないと鼓舞して,向かい合うのには勇気がいる.
 それでも,どうにもならない時,頭の片隅にそいつをそっと置いて,素知らぬふりをして,授業の準備をしたり,会議の資料を作ったり,事務的な提出物を作って送ったり,院生の論文を直したりして,自然と動き出して解決策が産まれないかと待つ.
 そして気がついた結果は,形式的に定型化できる単純なことだったりして,驚く*2

*1:→ ここから始まる

*2:→ *1 次のサイクルへ