2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

負の頻度依存性選択,文明の生態史観と梅棹忠夫

先日*1から,梅棹忠夫*2の「文明の生態史観(1967)」*3のことを考えている.梅棹は社会や文明の変化や発展の背後には法則性があると考え,文明が発達した中心があり,その辺境から次の文明が生まれてくることを生態学的に論じた. 辺境で生まれたあたらしい国…

狭い都会の外国製乗用車とハンディキャップ仮説

生物の形質の中には一見すると機能的でないものがある.たとえば雄のクジャクの飾り羽は大きく美しいが,飛ぶためには役に立たない.雌を惹き付けて,交配のチャンスを増やし,自らの遺伝子頻度を増加させて適応度を上げると説明できるのだが,それだけであ…

RNetLogoを使って世界の創造を自動化(2)

RからRNetLogoを経由して, NetLogoのコマンドを操作することができる*1 *2.例えば NLCommand("set parameter 定数") #と書けば,世界のパラメーターを変えることができる*3. NLCommand("setup") NLCommand("go") と続ければ,新しいパラメーターでシミュ…

RNetLogoを使って世界の創造を自動化

これまでに創った世界を最初から再計算し,それぞれの世界での3つの指標を求めるために,パラレルにRを走らせた.以前よりもスクリプトが単純になったので,一世界当たりに要する時間は短くなったし,一連の計算を段階毎に分けることもないので,労力は減っ…