2021-01-01から1年間の記事一覧
Netlogoを利用したindividual-based model (IBM) を使って適応度地形を作り終えてから,次の段階はPairwise invasibility plot (PIP) と思っていたが,一ヶ月かかってもモデルが完成しない.もう一ヶ月かかって,やっとなんとかそれらしいモデルができたが,…
例年,この時期になると実習を終えた2年生のなかから,もう一度春休みに実習をしたいのだが,という希望がある. 機会があるかどうか分からないけれど,それを行う理由があるから希望する,というのと,あらかじめそこに機会があるから申し込む,の間には大…
どちらかと言えば林檎だ*1 *2 *3. いちばん好きなのは,あかね*4,秋に少しだけ売り出され,見つければ必ず買っていた.小さく深紅で酸っぱい.すぐに店頭から消える.郷里を離れてから売っているのを見たことはない.一度だけ,つくばの小さなコーヒーショ…
メイナード・スミス(J. Maynard Smith)*1が1986年に書いたものの訳本を読んだ*2.彼はゲーム理論と進化的に安定な戦略(evolutionary stable strategy, ESS)の確立で知られる*3. この本の出版後に「行動」「脳と知覚」「発生」の章に書かれていた課題は…
最近のアクセスは,,, 24% 機能的終動脈*1 16% マイヤーのループ*2 7% 左上大静脈遺残*3 6% ブログトップ*4 4% 精巣導帯,精巣下降,鼠径管*5 4% Virchowのリンパ節*6 4% 肝三角間膜*7 3% 静脈弁はどこにある?*8 3% 機能的終動脈をめぐるその後の議論*9 2…
紅葉はほぼ終わり,多くの葉は既に落ちた.
Netlogo*1を使って,agent-based modelのプログラムを作り,PIP (Pairwise invasibility plot) *2を確率的に描こうとしているのだが,Yさんに聞くところによると,そんなヒトはいないらしい*3.そんなわけで,コードの書き方に苦労している.調べたり,考え…
結果を整理していたら,論点をみつけて,一文を考察に加えた.アイデアを一晩寝かした後に,プログラムに要素を足して,nlrxに流し込んだら,オートマティックにデータを得て,それを比較すれば検証が終わることに気づいて,プログラムを書いた. 散歩をした…
おめでとう!!助教のKさんのプロモーションを伝える手紙が届いた*1 *2 *3 *4 *5. *1:内定の知らせは二週間前に直接の連絡があったのだが, *2:文書には,「不適切なことがあれば」4月の赴任前に取り消されます,とも書いてあり,Kさん,緊張.不祥事を起こ…
スクリプトの不要な部分を取り除き,新しい機能を書き足して,次の実験の準備を始めたがうまく走らず,試行錯誤をして解決策を見つける過程で,出発点にある一般的なスクリプトの前提に従って,新しい実験を進めていいものかを確かめる必要に気付いた.問題…
渡り廊下をはさんで隣りの建物で仕事をしていた人がノーベル医学生理学賞を受賞する様子を間近にしたことがある. その人は,いつも爪楊枝をくわえて,エネルギッシュに廊下を歩き,大きな声で話す人だった*1 *2.研究所のポスドクや大学院生はブルドーザー…
10数年前に当時の大学院生と行った実験について書いた論文がある.それを引用した論文原稿の査読の依頼が回ってきて,懐かしい気持ちになった.隅々まで読んでreviewを作り,〆切前にアップロードした. COVID19禍のもとで,コミュニケーションの方法は随分…
今週は講義が目白押しなので*1,準備準備. *1:薬・修・博・医1・医3
煮詰まったときには散歩*1. *1:N君曰く,「よく煮詰まっていますよね.」
久しぶりに晴れたので.
Evo-mechoモデル(McNamara & Houston, 2009)は,機能的アプローチと機械的アプローチを統合することを目的としている.Castellano, 2015はエボ・メチョの視点を取り入れることで,まず最適な計算メカニズムを特定し(計算理論レベル),次にそれを実装でき…
(A君) 臍傍静脈についての記述が見つけられなかったのですが、臍静脈は胎児期のみで、成体では肝円索になり、肝円索が門脈圧亢進症など再開通したら臍傍静脈となる、という理解で良いでしょうか。 (わたし) 肝円索の回り,肝鎌状間膜の中に細かな静脈が…
暑いので,まとまりがない. Zoomの会議でモニタ越しに参加者全員を前に激高したヒトがいた,という話を聴いた.再度開かれた同じ会合に,緊張気味に参加したが,何事もなかった.気にして,振る舞いをなおしたのかもしれないが,本当のところは本人のみぞ知…
Nさんの論文をプレスリリースした. www.u-toyama.ac.jp 当日に地元紙から電話取材を受けたが,記者の質問は的確で,掲載された内容は丁寧で,正確で質の高いものだった*1.記事をコピーして直接貼ることができないので,トップページのリンクを示す. www.h…
あまりうれしくないこと*1を良い方向に向ける方法はないかと悩んでいたときに,解決方法が見つからないまま2年ほど頭の片隅に置き去りにしていた課題を解決するアルゴリズムの欠片が,かなり離れた方角から現れたのを見つけた. うれしくない事柄を一瞬忘れ…
この論文では,外側手綱核(LHb)の神経回路が,幼若期の特定に時期の過剰なストレス経験に依存して改変されることと,成熟後の行動が変容し,不安様・うつ様行動の頻度が増えることを示した*1.ストレス下の情動と行動を繋ぐ神経回路において,成熟段階依存…
Nさんの論文のお祝い.pdfになるといい気分だね*1 *2. *1:今日は暑いので,アイスクリーム *2:もちろん個別に離れて食べました.
Panchanathan, Karthik, and Willem E. Frankenhuis. “The evolution of sensitive periods in a model of incremental development.” Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 283.1823 (2016): 20152439. *1 臨界期はcritical periodなの…
ヌルッと突破.
スクリプトを作り,蓄積したデータを流し込んで,全てを計算しようとしたが,繰り返しの途中でエラーが出て先に進まなかった.予定では,軽くクリアして,その先の困難に取り組む事を目論んでいたのだが,一日中エラーと格闘して,停滞.
長い文書を準備する作業をしているヒト達の案についてチェックした時に,冒頭の文章は不要では無かろうか,というコメントがあり,同じように感じていた.共有されない組織の理念には,何かを引き起こす作用は少なく,紋切り型になってしまっていた. ぼんや…
雷雲は去った 実習が終わって,まとまった時間がとれるようになったので,たまっていた論文を片っ端から読んでいると,その中の1つの論文に「こいつ頭いいなあ」と思わず独り言を言ってしまった.同じことを考えているのかと恐れたが,方向が違うのでむしろ…
コロナ禍二年目の解剖学実習が6月28日(月)に終わった.今年も100余名の学生を二群に分けて,午前・午後にそれぞれを入れ替えて,実習室のヒトの数を半減させて,内容を変更することもなく,およそ三ヶ月かけて終えた.人口密度の少ない実習室の風景も見慣…
nlrxを使い始めてから,NetLogo worlds数はどんどん増加しており,先週までに196020世界を作り,それを変数の軸に沿って並べて,現象を観察している *1 *2.多い例数をscanしているだけで,難しいことは何もしていないが,桁外れに大きなnを比較すると,浮か…
梅雨入り,曇天 全学で行われる教員組織の計画評価の会議に,サボらず出席*1すると,議論の主題は数値目標を達成しなかった学系にペナルティを科して,予算を減額する,という話しだった.議論の中で,ある参加者が「それは平等ではない」と発言したが,ここ…