次はなにか

4年ぶりにメインの学会にいった*1。春に参加したのは方法論に基盤をおいた100年以上続いている伝統的なhard-wiredな学会*2なのに比べて、これは学際的な学会だ。中心的なテーマは移り変わっていく。勃興*3・興隆*4・応用*5のヒトの一生のような経過をたどる神経発生生物学。一つの技術として確立して一般化した結果、内容が問われるoptogenetics。4年ぶりに集まったヒトは少し楽しげで、ポスターの前での久しぶりの議論は新鮮だった。そのなかで次のメインを探っている様子は、さまざまな背景や方法論をもつヒトが集まっている学会ならではだった。

*1:https://neuroscience2023.jnss.org

*2:https://procomu.jp/anat2023/

*3:90年代の遺伝子改変動物の作製技術の確立

*4:00年代のノックアウトの表現型解析

*5:10年代のiPS・遺伝子編集