半年ほど前に,上野から新幹線に乗るまでの途中.池袋のジュンク堂に寄り道してふらふら.エスカレーターでフロアの間をうろうろ.ついつい,医学書の前にも立ち寄って,自分が関わった本*1があるのを確かめてニヤニヤしていたら,青年が本棚の前でぶつぶつと「この本,おもしろいんだけど,解剖の教授があまり好きじゃないだよな.」と母とおぼしき女性に話しているのが耳に入った.彼の手にはイラ解*2.
就職した頃に,当時の研究室の教授が出版社から贈られた初版のサンプルを私に見せて「この本よくできているよ」と話したのを思い出していた.他大学の院生の私を何かとかまってくれたひと*3の後輩が著者だったこととかも,いろいろ思い出した.初版からもう20年以上たっているのかぁ.
“イラ解,好きだなあ,自分”と心の中で呟き,彼はどこの学生かなと想像*4をしていた*5.
*1:https://www.amazon.co.jp/イラストレイテッドカラーテキスト-神経解剖学-原著第5版-水野-昇/dp/4895905985
*2:https://www.amazon.co.jp/イラスト解剖学-松村-讓兒/dp/4498000439
*3:https://www.amazon.co.jp/カラー図解-神経解剖学講義ノート-寺島俊雄/dp/4765315061
*4:余計な?
*5:私の勤めている大学ではない.