魔の時間帯,午後4時.

午後4時過ぎ,エレベーターの前で隣の研究室のOさんと会った.私の手にはドトールで買ったドリップコーヒーの箱、Oさんの手にはお菓子の袋.二人で顔を見合わせて,どちらともなく

「この時間はお腹が空くよね」

「血糖値を上げなくてはね」

院生の時,夕方の午後4時頃からは魔の時間帯だった.朝から準備を始めて,ちょうどこのぐらいの時間に何故だか,実験をしくじって,1日が台無しに....そんな事が何度も続いた後,当時の研究室のMさんが指摘した.

「お前,お腹空いているんじゃないの?」

そうだったんです.腹減って,イライラして集中力がなくなっていたんです.そのせいで実験が台無しに.それに気付いてから,イライラする前に休憩!エイドステーションに寄るのは,空腹や渇きを感じてからでは遅いのです.