不足と不安

ちょっとした用事があって、臨床実習をまわっているT君があらわれた。多くの学生がそうであるように、いきいきと勉強しているようなのだが、不安だという。
T君が選んだような仕事では、これで全てOKで不安も何もない状態がおとづれるときはないだろうよ、知識はどんどん増えていくし、技術は変わっていくから、新しいことにトライすることがずっと続くだろうし、その時に不足や不安がなくなることはおそらくなかろうよ、と話した。
T君の選んだものと私が選んだものは違うけれど、それは同じだ。