K君の論文のrevisionをしている.彼にとってははじめての投稿論文なので,横に並んで,パソコンの画面をプロジェクターで映して,逐一直し,reviewerへの返答を書いている.
自分が最初に書いた投稿論文へのreviewerの指摘を読み解くことや,原稿直しと返信書きを,当時のメンターは何もしなかった*1から,一人でやったなあと思い出した.
その頃は教える教えられるではなく,勝手にやるものだった.けれども,それは今日的ではない.論文の作成やreviewerとのやりとりは技術だから,大学院の教育体制のなかで体系的に身につけるもので.放置放任で結果的に身につけました,では自分の組織に価値がないことを証明してしまい,それじゃあ大学院不要だよ,となってしまう.
自分がそんな大学院生だったとき,流れていたREBECCA*2の中古CD*3を手に入れて聴いた.当時のNokko*4はアイドルの様な扱いだったけど,ボーカルが伸びやかで凄い.こんなにも上手だったことに,今になって気がつく自分は愚かだったと思う*5.シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)*6を意識していたのだろう.Nokkoが"Love is cash!!"と叫んでいた頃,竹内まりやは"Plastic love"を歌っていたのだ.表現がまるで逆で対照的だけれど,奥にある内容はよく似ている.最近のJ-popに,この頃のもの*7に似ているものがあると感じるのは気のせいか?*8