怒濤の計算も,データ整理の沼も,注意深くなければならないが,愚かさに陥らないように行う技術的な問題だ.上手くいったところで,無事なだけで,スマートさが示されるわけではないし,概念が抽出されるものでもない.
沼を抜けたその先にある地形を詳しく観るために,それぞれが数千行から成る54個のcsvファイルを一つにまとめて,多くの変数の組み合わせを選んでグラフを作り,壊し,作り直した.何も生み出さない恐怖に震えるが.表面的には無言でじっとしているだけの時間だ.
一週間かけて条件をかえたグラフを作り,単純なことにたどり着き,沼の先に見えてきた景色の中を進むルートを考えている.