原因と結果、目的と方法

Back Countryに入ってNetLogoを使い始めたわけだが,いつの間にかそこがmainになった.まとまった時間があったので,そのSide Country に入った.

 

f:id:kapibarasenn10:20210102221051j:plain

アルゴリズムが適応度の向上に寄与する事を前提として,結果に寄り添ったアルゴリズムを作る話.一見似た印象をうけるけれども,適応度を変化させるアルゴリズムが環境の中で自ずと生ずる問題をスキップしているので,私とは逆方向を見ていることに気付く.帰納的に近似させる結果を最適解というなら,絶滅だって最適解の筈; 背中合わせに進む先は別の場所だろう.

 

f:id:kapibarasenn10:20210102221110j:plain

表面的に利用するなら,Rのパッケージを利用する事と似ていると思って探したら,芋づる式にPyNetLogoを知る.
http://jasss.soc.surrey.ac.uk/21/2/4.html
https://pynetlogo.readthedocs.io/en/latest/
 PyNetLogoでも良いけど,その後の解析を考慮するとRから離れない方が得策で,RNetLogoから乗り換えるなら,nlrxのアドバンテージの方が大きい.

 

f:id:kapibarasenn10:20210102221129j:plain

困ったときには
http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r2.html
とか
http://takenaka-akio.org/index_03.html
を読んだり,

https://qiita.com/tags/r

http://www.okadajp.org/RWiki/
を探すのだが,手元にパソコンが無い時に使えるだろう.

 

 

データ整理の沼

怒濤の計算の後のデータ整理の沼にいる.

〜20GBの世界が27有り,それぞれの計算の結果,300〜500MBのファイルが27有り,抽出したグラフのファイル(〜20KB)がそれぞれに9あり,計243ある.

 手作業で243を3×3の行列に変える作業を行っているが,延々と時間がかかり,頭がぼぉとしてしまうので,気付けに来年度のセミナー講師の依頼とか,シラバスの準備とか,共通科目の交渉とか,FDの報告書とか,GPの準備とか,トラブルを無かったことにしていたヒトと話をしたりとか,数多雑多な仕事*1をして,そして沼に戻る.

 この手作業をスクリプトにして,自動化できないものか,JavaとかPythonを使うのだろうか,と考えるが,実現する実力は無い.半分ほどまで並べた行列を試しに拡げて俯瞰する.構造があるかもしれない.実験結果を述べる一文はおそらく数十バイトだ.

f:id:kapibarasenn10:20201227160807j:plain

写真は年末で退職される最古参の技術職員の方の送別のケーキ.それぞれの個別のデスクで,背の高いパーティション越しで談話した.この状況の中では送別会を開くこともままならない.

 

*1:なんといろいろな出来事があるのだろう.

情報の抽出

f:id:kapibarasenn10:20201220093544j:plain

agentsの相互作用を知るために必要十分な期間をsimulateして,一セット726個の世界を造ると,19GBを少し超える.必要な指標を計算すると,357MBになる.それをさらに計算して,狙ったものを抽出すると22KBになる.
 そんなセットが1ダースほどあり,それを並べて眺めている.22KBの中に埋め込まれている事実は何だろう.それを示す為に何を抽出する.どの様に計算する.

生命融合科学FD

f:id:kapibarasenn10:20201213110252j:plain

 12月8日(火)は生命融合科学教育部のFDだった.大学院組織を改変することになっているのだが,個々の教員はその道筋について詳しく知る機会はなかなか無い.文科省との交渉を担当する教員を招いて組織作りの経緯を聞けば,議論を共有する機会になるだろうと考えたのだ.他の教育部と研究所からも希望があり,一緒に行う事になった.
 組織間に環境の違いがあるので,それぞれの受け取りは異なったようだが,生命融合ではアイデアを持ち寄るきっかけになった.その日の夜から文科省の事業*1を梃子にしてカリキュラムを変える相談が始まり,ロードマップが作られて,トントン拍子に検討チームが立ち上がった.
 生命融合の教員はフットワークが軽い.課題を見つけて,次々と取り組む*2 *3
 

 

*1:https://www.mext.go.jp/content/20200217-mxt_senmon01-000004747_1.pdf

*2:昨年のFDのあと,ホームページの改変が始まって完了したし,,,

*3:

www.ils.u-toyama.ac.jp

A君の博士論文審査

f:id:kapibarasenn10:20201206170738j:plain

この季節になると博士論文の審査が割り当てられる.以前から研究内容とは関係の無い論文*1の担当になることが多かったのは,学部の教育担当が解剖学だからだろう*2
 先日に,今年度の担当が割り当てられ.博士課程の一年目に私の授業を選択して,半年間議論したA君の担当になった.神経科学の王道の先端を行く論文だ.自分の能力を試されるので,襟を正している*3

*1:例えば十字靱帯とか,前腕の屈筋とか,

*2:とはいえ,それも勉強になり,実習の知識が増える.

*3:これまでに審査した論文の中でも抜きんでている.

カピバラ銭湯ほぼ3年

f:id:kapibarasenn10:20201129214809j:plain

カピバラ銭湯ほぼ3年.これまでのアクセス数は45650回.
最近アクセスの多い記事は,

 

18% 脳脊髄液はどこに流れていくのか?

16% Virchowのリンパ節

10%  左上大静脈遺残(PLSVC, persistent left superior vena cava)

8%  静脈弁はどこにある?

6%  機能的終動脈

 

実習のない季節には,解剖学の話の頻度が少なくなりますネ*1

*1:それも又良し.

11月の夏休み

f:id:kapibarasenn10:20201122154225j:plain

COVID19の影響で実習がずれ込み,講義動画の準備と,隙を突いて行う対面型の実習で,9月までは夏休みどころでは無かった.10月になったら後期の講義だった.けれども, 働き方改革の影響なのだろう.今年度は夏休みを5日間とるように求められている.

 その様な訳で休まなければならない*1.講義や実習・会議やその他の予定がない日を探すのだが,なかなか見つからなかい.どうにか1つ見つけて夏休みを取り,その日にスタッドレスタイヤに交換しようと計画した.例年,冬に変わっていくどんよりとした天候の中,混みあうガソリンスタンドで頼むことが出来ずに困るのだ.
 休み当日,ところが空は晴れ渡り,気温は26℃.夏休みにふさわしい天気のなか,車にスタッドレスタイヤを積み込み,夏日に冬タイヤに変えるか?と多少の疑問を感じていた.
 12月になったら,雪の降る寒い日に,残り1回の夏休みを取ろうと思っている*2

*1:義務感で休むことが奇妙なことはよく分かっている.

*2:今日も朝はいい天気だったが,夕方からどんよりした晩秋らしい天気になる予報である.